長野県松本市の温泉街「浅間温泉」。今はちょっと元気がない。
ポルトマツモトのお仲間の篶竹荘を始めたころは一番元気がなかった。
2015年のことだ。篶竹荘は松本で一番古いシェアハウス。本当は”下宿”と呼ばれたいのだけれど、まあ、今風で言ったらシェアハウスだ。
2015年からさらにさかのぼること20年ほど。浅間温泉には4000人の人が住んでいた。今は3000人だ。
学生もいっぱい住んでいた。信州大学が近くて、安アパートがいっぱいあったからだ。安アパートにはお風呂がついていない。温泉が身近にあってお風呂が無くても何の不便も無いからだ。住民だけが入れる温泉は月決めであり、家でお風呂に入るより圧倒的に安いし、掛け流しである。
そんな時代背景から当時浅間温泉には安くておいしい定食屋さんがいっぱいあった。
自分が浅間温泉を知ったのは2004年のことだから、その頃の時代しか知らないけれど、少なくともその頃は「信濃屋」というひと釜、ひと釜、小さいお釜でご飯を炊いてくれる大変美味しいご飯屋さんがあった。ちょっと球場の方に行くと「うとんぽ」という洋食屋さんもあった。オムライスとかが美味しかったのである。
今はどっちも無い。浅間温泉の街中から外れているけれど、残っているご飯屋さんは「さくら食堂」と「ドルチェカツトミ」くらいである。
どちらも大変賑わっている。おいしいもん。
こんな状況だからこそ、浅間温泉の街中に定食屋さんが欲しいのだ。
ほんとうに欲しい。本気で欲しい。まじ欲しい。
ほんとうに無いのだ。本気で無いのだ。まじで無いのだ。
不思議である。
別にお客さんが減って定食屋さんが無くなったわけではない。信濃屋は後継者がいなくて閉店したと聞く。
ドルチェだってさくら食堂だって現にお客さんはいっぱいいる。
浅間温泉で定食屋さんは充分やっていけると思うのである。
なのに、一度浅間温泉は「オワッタ」とイメージが付いてしまったからか、篶竹荘をやってから10年経つが、ご飯屋さんなるものはできる気配がない。
不思議である。
だけれど、カフェとか雑貨屋さんとかパン屋さんなんかはたくさんできた。
あと一歩な気がする。
あと一歩で定食屋さんができそうな予感。
あくまで「定食屋さん」がいいと思うのである。
これは地元の人も来れるし、温泉入ってちょっと一杯…って宿泊客も来れる。人気店になれば街にも近い浅間温泉。浅間温泉以外の松本市民、場合によっては安曇野とか塩尻からも来てくれるかもしれない。
定食屋さんがあったら便利なので、学生も浅間温泉にまた住んでくれれるようになるかもしれない。住んでくれるようになればまた定食屋さんにお客が増える。
あとは、学生が来るのが先か、定食屋さんが先か・・・という卵ニワトリ問題のような違いしかない。
それほど、定食屋さんには可能性があるし、朝間温泉に住んでいる身としては熱望しているのである。
浅間温泉に定食屋さんができたなら。
ぜったいみんな喜ぶはずだし、お店にとってもメリットが沢山である。
ちゃんと美味しくて、リーズナブルな路線がいいと思う。学生もターゲット層なので。浅間温泉は飲食店が無いわけじゃないけれど、どうも観光地価格なのである。もったいない。もう一回り安くすればもっと人気になるのにもったいないと思う。
浅間温泉に定食屋さんができたなら。
毎日のように通いたいし、そんな人が沢山いると思うのである。